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学資保険の代わりにWealthNavi(ロボアドバイザー)を選んだ話

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この記事は投資に関する内容が含まれています。
ここではあくまでも私的な考えを紹介させていただいており、投資は自己判断でお願いします。

人生の中で保険を見直すタイミングがいくつかあります。その一つが、子どもが生まれたタイミングではないでしょうか。

子どもが生まれたときに考える保険の一つとして、「学資保険」があります。
主に、子どもの教育資金を準備する保険であり、毎月決まった額の保険料を支払うことで、子どもの成長に合わせた進学準備金や満期学資金を受け取ることができます。

私も子どもが生まれていくつかの学資保険を考えました。
結論から申し上げると、「学資保険には加入しない」という選択肢を選びました。
その代わり、学資保険の保険料に充てる相当のお金でWealthNavi(ロボアドバイザー)を始めることにしました。

その考えに至った経緯と、メリット、デメリットを紹介します。

<学資保険の役割とは>

子どもの教育には膨大な資金が必要となります。
それは「毎月いくら」というものではなく、子どもの成長過程に合わせて、入学や授業料支払いのタイミングでまとまったお金が必要になります。
そんな教育資金を計画的に準備できるのが「学資保険」です。
毎月の保険料を支払うことで、適切なタイミングで保険料に応じた保険金が支払われます。

ここで理解していただきたいのが、あくまでもそれまで支払った保険料のなかから、決まったタイミングで決まった保険金が支払われるということです。
つまり、本質的には貯金のようなものなのです。

それだけでは利用者にメリットはないので、保険の要素として、もしも契約者に不幸があった場合にはその後の保険料の支払いが不要になるなどといった利点もあります。
しかし、多くの人にとっては、先に述べたように貯金に近いものと考えていいかと思います。

<なぜ学資保険ではなくロボアドバイザーを選んだのか>

初めにお話しした通り、私は学資保険に加入せず、そのお金でWealthNavi(ロボアドバイザー)をすることにしました。

その理由は、
「止め時を自由に決めることができて、学資保険の返戻率よりも良い利率で返ってくる可能性がある」からです。

学資保険には支払期間や受け取りまでの年数によって、返戻率が設定されています。

返戻率とは、下記の式で求められます。
[返戻率]=[受け取るお金の総額]÷[支払う保険料の総額]×100

つまり、払ったお金に対して、どのくらいのお金が返ってくるかです。
今の学資保険の返戻率は、100%を超えるもので、大体100~106%程度です。
仮に、総額200万円を受け取る学資保険で105%の返戻率の場合、支払う総額は約190.5万円となり、約9.5万円多く返ってくる計算となります。

しかも最大の返戻率で受け取る方法は、早期に保険料を支払い、長期間かけて受け取るという方法になります。
一方で、途中で保険を解約する場合には、返ってくる金額は支払総額よりも少なくなる可能性があります。

私はこの「長期間お金を拘束される」という点にデメリットを感じました。
子どもが生まれてから大学生になるころまでの十数年間もの間、一定の資金を拘束されるのであれば、他の運用方法をしてみたかったというのがあります。

そこで目を付けたのがWealthNavi(ロボアドバイザー)です。
WealthNaviは定期積立をすれば積み立てた資金を自動で金融商品(国内外株式、金、不動産など)に割り振って自動で運用をしてくれます。
運用と言いつつ、使用者は積み立てる金額と運用リスクを決めるだけで、あとはすべて自動で行ってくれます。
運用手数料を取られますが、運用をいつやめるもの自分の自由です。
タイミングが良ければ学資保険の返戻率よりも大きい利率で運用を終えることができる可能性があります。
WealthNavi(ロボアドバイザー)の概要についてはまた別の機会に記事を書こうと思います。

<学資保険の代わりにロボアドバイザーを選ぶメリットとデメリット>

【メリット】
・学資保険の返戻率よりも高い利率でお金を得られる可能性がある。
・やめ時を自由に決めることができる。

【デメリット】
・保険の要素はありません。
※保険は契約者の死亡時にはその後の保険料の支払いが免除されるなどの要素がありますが、WealthNavi(ロボアドバイザー)にはそのような機能はありません。
契約者の死亡時のことを考えるのであれば別途生命保険などに加入する必要があるでしょう。
・医療保険などの特約はありません。
※学資保険には特約で様々な機能を持たせることができますが、WealthNavi(ロボアドバイザー)にはそのような機能はありません。そういった需要のある方は別途子どもを対象とした保険に加入する必要があるかと思います。
ただし、特約を付ければ付けるほど返戻率は下がり、100%以下(支払総額よりも受取総額が下がる)になりやすいので、学資保険とその他の保険は分けて加入した方がシンプルかと思います。

以上、私が学資保険の代わりにWealthNavi(ロボアドバイザー)を選んだ理由でした。

保険要素を大事にする人や、WealthNavi(ロボアドバイザー)ではなくても自分で運用する方が利益を出せるという人などいろいろな人がいるかと思いますが、皆さんがより良い方法を選択するための材料としてこの記事を活用していただければと思います。

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